現在上海に来ている。仕事で来ているのだけど、上海は中国留学以来の2年ぶりだ。さすがに北京ではあっても住んでいただけあって、全くの外国、という気分はそこにはない。一つ一つの非日本的現象に、驚くこともない。
中国には何回も来ている。そして、その度に新聞やニュースで騒がれている事象のミニチュアを見ることになる。最初に来たのは2007年春、高校三年生のときだった。その時の中国を一言で形容するならば汚。トイレなどデパートでも入れたものではなかったし、公共交通機関はカオス、英語を話す人はほとんど存在せず、そして(少なくとも私には)全員詐欺師に見え、刺激と恐怖を味わうことになった。同年夏にもプログラムで訪中し、3回目に訪れたのは4年後となる2011年の夏。そこで目の当たりにしたのは全く違う国だった。
道路は整備され、何よりも街は「整理」され、大きなビルや、行き交う外国のビジネスマンや、そこには、この4年の経済成長が反映されていた。こんなスピードで成長を遂げた国が他にあるだろうか。そこには、もはや以前の面影はなく、むしろ昔を懐かしむことさえ許されないと感じるほどであった。紙面で報じられた中国の成長が、目の前で体現されていた。
一方今回の訪問である。以前から2年がたち、いかほどに何が変わっているかと思えば、そこにはそのままの中国があった。ビルはビルのまま、市場や、行き交う人々、そこには、以前とほぼ姿を変えないままの中国があった。きっと1日2日で感じることができない部分で変化はきっとあるのだろう。しかしながら、以前の勢いはそこにないか。
中国が徐々に日本の経済レベルに近づくにつれ、少し寂しさも感じるものの、ビジネスの熱気は未だ健在である。世界中からチャンスを求めて人が集まるこの場所は、やはり幾分前向きで、来る人にモチベーションを与えてくれる。